こんにちは(^^)そらいぬです。
現在20代の末娘が小さかった頃のモンスターぶりを紹介しています。
よかったら自己紹介も覗いてみてください!
モンスターの幼稚園時代
モンスターは幼稚園入学当時人見知りで、毎日登園するたびに大泣きしていました。
「三番目だから大丈夫」という親の自信を、見事にハンマーでたたき割られました。
しかし幼稚園に慣れたと思ったら、女の子とは遊ばず男の子とばかり遊んでいます。
その結果、発表会では「桃太郎」の主役をやり切りました。
また排泄面では失敗も多く、よく大きい方を漏らしては担任の先生に桃太郎の桃尻を洗ってもらっていました。本当にお世話になりました(-_-;)
このような状態でしたが、ベテランだった担任の先生から療育施設を教えてもらった覚えはありません。
療育施設は0歳から就学前までの、発達に心配のあるお子さんが通う施設です。
その15年後です。自分は幼稚園免許を取得し、幼稚園勤務となりました。
その時知ったことは、療育施設に通った方がいいと思う子どもがいても、保育者としては保護者に伝えることが出来ない事です。伝えられるとしたら「こういう施設があるんですよ」とやんわりです。
保護者への対応は園によって違い、単刀直入に伝える場合もあるかと思いますが‥
保育の学校でも「保育者は医者ではないのだから診断してはいけない」と習いました。
もしかしたら自分も「やんわり」と伝えられていたのかも知れない・・と思いました。
小学校1年の担任の先生とは、以前に長女の担任もしていただいたこともあり信頼関係がありました。「そらいぬさんだから言えますが・・」と前置きしてからモンスターの検査を勧めてくれました。親としてはショックだったけれど、ハッキリ教えてもらえて感謝しています。
教えてもらえなかったら塾へ通うなどの対応が出来なかったのです。
さつき療育施設へ実習に行く
自己紹介にも書いたのですが、モンスターが高校生の時、幼稚園教諭免許と保育士資格を取りました。
資格取得のための実習先は療育施設でした。
3人の子育てをしてきたにも関わらず、地域内に療育施設があることを知りませんでした。
しかし障碍児の保育に興味があったので、張り切って実習に行きましたよ。
そこの施設長は穏やかで周りを包み込む大きな湖のような方でした。
子どもにも保護者にも人気がありました。
ある日施設長にべったりくっついて、子どものように甘えて離れない保護者がいました。
「きっとこの保護者は癒されたいんだろう」と思ったのです。
保護者だって少し前まで親元で甘えて過ごしてきた一人の人間です。
家に帰れば家事や育児をおそらく一人で回していかなければならない。
子どもを産んだからってすぐに立派な親にはなれませんよね。
障碍のあるなしにかかわらず子育ては大変なのに、特に障害を持ったお子さんを育てることはどんなに大変でしょう。
実習で失敗して学んだこと
その施設は親子で通う施設で、いつも保護者の方に見られている緊張感がありました。しかし、一緒に過ごしたりお弁当を食べているうちに、保護者と年齢が近いこともあり打ち解けていきました。
ある日子どもがお手伝いをやってくれたので、そのことを保護者に伝えました。
「たくさんお手伝いしてくれましたよ。きっとお家でもお手伝いしてるんでしょうね」と褒めたつもりでした。
しかし、、保護者の顔が曇ってしまいました。
焦りました・・・
実習担当の先生に聞くと「家では手がかかるみたいです」と教えてもらいました。
子どもにも、よそいきの顔があるのだと知りました!
自分の子どもを褒められたら嬉しいと思い込んでいました。
その保護者は療育施設に通っている時は、子育ての大変さから解放されていたのでしょう。
子どもを褒められても嬉しくないほど疲弊していたのかもしれません。
うすっぺらな褒め言葉ではなく、頑張っている保護者をねぎらう言葉の方が重要だと学びました。
保護者だって癒されたい!!
保育者になったら、施設長みたいな大きな湖になって保護者を癒したい!!と心から思いました。